北乃さんが主演したケータイドラマ「ｓｔｉｌｌ　ｌｉｆｅ」は、２年間一緒に暮らしていた恋人のカケル＝入江甚儀（いりえ・じんぎ）さん＝が突然、海外に旅立ってしまい、一人部屋に取り残された美大に通うナツミ（北乃さん）が主人公。何もやる気がせず、無気力な毎日を送っていたナツミは友人のハルカ＝梅舟惟永（うめふね・ありえい）さん＝の説得もあり、渋々大学に行く準備を始める。そのとき棚にあった古いクロッキー帳を見つけ、白いページにベランダに置かれていた土しか入っていない植木鉢を描き、双葉が生えている様子を付け加えると、それが現実に生えてきた。ナツミは次々に欲しいものをクロッキー帳に描き、それが目の前に現れるのに狂喜乱舞し、勢いづいてカケルを描いてみると……というファンタジックなストーリー。「ｓｔｉｌｌ　ｌｉｆｅ」とは美術用語で「静物画」を意味する。